GCPのCloud LauncherでWordPressを構築する
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このブログを始めるに当たって、WordPressというシステムをGCP(Google Cloud Platform)のサーバーにインストールしました。

サーバーにインストールとかいうと難しそうに思えるかもしれませんが、GCPを使えば実際の操作は特に難しい事はありません。

自分のPCにインストールすると技術・運用的に色々面倒な事があるので、WordPressを簡単な操作で始められるGCP・AWS・Azure等のクラウドサービスを利用する事をおすすめします。

上記のクラウドサービスには一定期間の無料サービスや一定のスペックのサーバーを無料で使うプランがある為、ちょっと試してみたい方にぴったりです。

自分の為の備忘録兼、ブログを初めたい・WordPressを試したい方向けにGCPにWordPressをインストールする方法を書きます。

目次

WordPressとは?

ざっくりと説明すると、Webサイトを簡単に作成・公開できるシステム(ソフト)の名前です。

多くのWebサイトはHTML、CSS、Javascript、PHP等のプログラミング言語を駆使して開発されていますがそれぞれとても深い専門知識が必要となる為、素人が1人でWebサイトを作成するのは非常に困難です。

WordPressを使えば専門知識が無くても画像・文章等のコンテンツさえ準備すれば、それらを貼り付けるだけでWebサイトを作成・公開できます。

WordPressのいいところ

上記の他にもWordPressを使うメリットはたくさんあります。

  • ユーザーが豊富…情報がネット上に転がっているので、ちょっと調べればすぐ問題を解決できます。
  • プラグインが豊富…WordPressの機能追加や処理速度アップなどの様々な無料/有料プラグインを簡単に追加できます。
  • テーマが豊富…WordPressはブログ以外にもショッピングサイトや企業サイト向けのテーマ(デザイン・機能)がありますので、それらを使えば自分のイメージしたサイトを簡単に作成できます。

プラグインやテーマは無料/有料両方ありますが、テーマに関しては商用として利益を求めるのであれば、有料版にしか無い便利機能やSEO(Web検索に引っかかりやすくなる)対策が取られている有料テーマを最初から選択する事をおすすめします。

GCPのVMにWordPressをインストールする

ではGCPにWordPressをインストールしましょう。

以下のURLからコンソールにログインしてください。(※GoogleアカウントとGCPへの登録が必要です)

https://cloud.google.com/

ログインしたら左側のナビゲーションメニューからCloud Launcherを選択してください。

WordPressはPHPのバージョン違いやマルチサイト用のものなど色々ありますが、ここでは一番シンプルな無印のWordPressをインストールします。

以下の画像ではおすすめにありますが、最初の画面で見つからなければ"WordPress"で検索してください。

WordPressを選択して COMPUTE ENGINE 上で起動をクリックするとWordPressをインストールするVM(Virtual Machine:仮想サーバー)の設定画面になります。

ちなみにGCPは1年間 or $300の無料クレジット分は無料の他にも一定条件を満たせば(Always Free)無料でサーバーを使用する事ができますが、Cloud LauncherプロダクトはAlways Freeの対象外との事です。

Always Freeの詳細な条件は以下のURLにあります。

https://cloud.google.com/free/docs/frequently-asked-questions?hl=ja

お試しであればマシーンタイプは費用があまりかからないmicro(共有vCPU×1、メモリ0.6GB)にしておきましょう。

リージョンもこだわりが無ければデフォルトでよいです。

Launcherを使うと簡単にセットアップできる代わりに、OSやデータベース、PHP、サーバーソフトの指定はできません。

Administrator Emailはパスワードの再発行時の連絡先です。

入力しておかないとデプロイ(展開)できません。

設定に問題が無ければデプロイを押します。

少し時間がかかりますが、完了すると以下の画面になります。

WordPress administrator usernameとWordPress admin passwordは後からWordPressの管理画面に入るの必要となりますので、メモしておきましょう。

このDeployment Managerへは左側メニューのツール -> Deployment Manager -> デプロイ から行けます。

Site addressのリンク(VMのIPアドレス)をクリックするとWordPressの画面が表示されます。

これがデフォルトの画面で、Hello Worldのサンプル記事があると思います。

管理画面に入るにはVMのIPアドレスの後にwp-login.phpと入力します。

http://VMのIPアドレス/wp-login.php

ログイン画面が出るので先程メモしたアカウントとパスワードを入力します。

管理画面はデフォルトでは英語なので左側メニューのSettingsからSite LanguageやTimezone等の設定を行います。

Save Changesを押せば日本語になります。

実際の運用について

とりあえずWordPressが使えるようになり、デザイン等を気にしなければ記事を書けると思います。

お試しで使う分にはこの程度で良いかもしれませんが、実際にちゃんとしたサイトとして運用していくのであれば色々な設定が必要となります。

  • IPアドレスの固定
  • ドメインの取得(xxx.comのような文字)
  • DNSサーバー設定(ドメイン名とVMのIPをつなげる仕組み)
  • テーマ選定、カスタマイズ
  • プラグインインストール、設定

etc...

これらの事についてはまた別に機会に説明したいと思います。

 

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